2010年06月11日

モテたかったので、iPadを使いながら山手線を5周してみた(Business Media 誠)

 5月28日に発売されてから、約2週間が経とうとしているiPad。発売直後こそ大きく盛り上がったものの、「話題先行型のデバイスで、実際に活用するのは難しいんじゃないの?」「新型iPhoneも発売されるから見送りかな」といった声を最近よく耳にするようになった。

【写真:山手線を5周して試したiPadアプリの紹介】

 だが、ちょっと待ってほしい。我々、男子にとって本当に大切なことは「使えるか、使えないか」ではない。「モテるか、モテないか」ではないだろうか。

 誠執筆陣の1人である神尾寿氏は「スタバでiPadを使っていたら女子大生グループに話しかけられた」とTwitterでつぶやいている。また、そうした自慢話は、ほかのiPad所有者から聞くことも多い。持っているだけで女子が話しかけてくれる、革命的で魔法のようなデバイス。これは昨今増加しているとされる草食男子のマストアイテムになると言えないだろうか?

 そこで、そんなモテ気分が味わいたいと思った筆者は、休日のJR山手線に乗って、「iPadがあればどれだけモテるのか」を試してみることにした。また、使うアプリによってモテ度も変わるだろうと考えて、1周(約60分)するごとに違うアプリに切り替えて、モテアプリについても考察することにした。

●1周目のアプリ:ITmedia

 最初に試したアプリは、我らが「ITmedia」。iPad版(無料)をリリースしたら、アイティメディア株が2日連続ストップ高になったというスゴいアプリである。株価低迷に悩む企業があったら、とりあえずiPadアプリを出してみたらいいと思う。ITmediaアプリiPad版では、ITmediaの主要記事をWeb掲載と同じタイミングで掲載。テキスト全文と画像1点を閲覧できる。EvernoteやTwitterとの連携機能もついていて、なかなか便利だ。

 プライベートのちょっとした時間でも、最新ニュースをチェックするデキる男子を演じてみたものの、1周するうちに声をかけられることはなかった。冷静に考えると、ITmedia読者は男性が多いので、モテアプリとしてはちょっと厳しいかもしれない。

 ただ、隣に座った人(筆者は左端の席に座っていたので、右隣に座った人)を観察していて、ふと「そういえば全員女性だな」と気付く。これはもしかすると、声はかけないものの、気にしている女子が多いということの表れではないだろうか。

1周目に隣に座った人 男性:0人 女性:3人(20代1人、30代1人、40代1人)

●2周目のアプリ:産経新聞HD

 そこで、違うニュース系アプリならどうなるか、ということで2周目は「産経新聞HD」で挑戦することに。これは、産経新聞朝刊をフルカラーで読めるアプリ。iPhoneだと小さすぎて読みにくいのだが、iPadだとちょうどいい感じの大きさになる。

 隣の人が読む新聞を覗き込んでいる女性もよく見かけるので、「これは食いつかれるだろう」と思い、話しかけられたらワールドカップや首相交代について熱く語り合おうかと妄想していたものの、またもや空振り。まあ、ここで声をかけられてしまうと、モテアプリ番付でITmediaが産経新聞より下に格付けられてしまうことになるので、ある意味良かったのかもしれないが……。

 ただ、1周目と同じく、隣に座った人は女性が多め。女性を引き付けていることは間違いないのではないかと感じた。

2周目に隣に座った人 男性:1人(30代1人) 女性:5人(20代4人、30代1人)

●3周目のアプリ:i文庫HD

 電車の中で絵になる光景といえば、小説を読む女子であることは論を待たない。筆者の好みも文学少女である。そこで、そんな文学少女のハートをつかむため、3周目は青空文庫の作品などが読める「i文庫HD」で電子書籍を読むことにする。青空文庫では作者の死後50年を経て著作権の消滅した作品を無料で公開している。著作権切れの作品で女子受けしそうな作家を選ぶに当たっては、太宰治か芥川龍之介かで迷ったのだが、何となく太宰治作品をチョイス。

 実は筆者、iPadできちんと電子書籍を読むのはこの時が初めて。しばしば、「電子書籍は読みにくい」と言われ、実際筆者も最初は読みにくかったのだが、しばらく読んでいると、初めてのデバイスを使っていると意識せずに読めていることに驚く。ワープロソフトや表計算ソフトでも、慣れるまで「普通に紙でやった方がいいんじゃないか」と感じていた人は多いだろうが、ある壁を越えるまではどんなものでも使いづらいもの。電子書籍の将来性を評価しない人は、壁を越えていないから、そう感じるのではないかなと思った。

 女子に人気(筆者調べ)の太宰治とはいえ、声がかけにくくなりそうな『人間失格』をうっかり選んでしまったため、この周も特に何も起こらず。ただ、相変わらず女性が隣に座る確率は高かった。

3周目に隣に座った人 男性:1人(30代1人) 女性:6人(20代5人、30代1人)

●4周目のアプリ:Evernote

 エンドレスエイトのごとく続く山手線の旅も4周目。読むばかりではいかんということで、今度はパターンを変えて仕事をすることにする。「Evernote」に原稿を放り込んで、校正することにしたのだ。仕事人を演出するため、スーツに着替えるかどうか迷ったのだが、家まで戻るのがメンドウだったので、カジュアルな服装のままチャレンジ。

 iPhoneのフリック入力とは違い、iPadではキーボード入力なので、普段ノートPCを使っているのと同じ感覚で作業できる。画面も広いので、原稿をチェックするのもかなりやりやすい。ただ、読みやすいのにも一長一短があり、機密文書をチェックする場合、周囲から丸見えなのが問題か。これはノートPCで仕事する場合でも同じなのだが、携帯電話のプライバシーフィルターのようなものがあるといいのかもしれない。

 肝心のモテ具合だが、ここに来て隣に座った男性の数が女性の数を上回る(声をかけられるのはあきらめた)。スーツを着ていたらどうなったが興味深いところだ。

4周目に隣に座った人 男性:3人(20代1人、30代1人、60代1人) 女性:2人(20代2人)

●5周目のアプリ:Plants vs. Zombies HD

 最終周は趣味でいこうということで、ゲームで遊ぶことにする。ただ、どのゲームを選択するかで運命は大きく分かれるはず。持ちアプリからどれが一番モテるか考えたのだが、「対局!!将棋」だったら中年男性が興味を示しそうだし、「ラブプラス iR」なら避けられてしまいそうな気がする。

 フライトシミュレーター系がいいのではないかとも思ったのだが、筆者が選択したのは「Plants vs. Zombies HD」という、弾を撃つ植物を使ってゾンビを倒すというタワーディフェンス系のゲーム。ゾンビが出てくるゲームなので「女子には受けないだろうなあ」とは思ったのだが、前日にダウンロードしてはまっていたので、ついつい選んでしまった。

 ゲーム自体はエンドレスモードでゾンビの猛攻を1時間耐え切ったものの、案の定というか適齢期の女子は隣に座らず。しかも、これまでと違い、隣の席が空くことが多くなる。複数の席が空いている場合、4周目までは筆者の隣は割と優先的に埋まっていたのだが、5周目は明らかに最後まで残されていた。これが試合に勝って、勝負に負けるということなのかもしれない……。

5周目に隣に座った人 男性:2人(30代1人、40代1人) 女性:1人(50代1人)

●モテたいならiPadで本やニュースを読むべき

 5時間、JR山手線でiPadを操作し続けて、バッテリー残量は30%ほど。本当はキリ良く10周しようと思っていたのだが、バッテリーがもたないので断念した。

 やってみた結果としては、本やニュースを読んでいればそれなりに女子の反応は良いのではないかということ。ただ、東京では電車内であまり話さないのが普通なので、モテを狙うなら場所はマクドナルドやスターバックスの方がいいような気がした。

 ただ、これだけ隣に女性が座ったにも関わらず、1回も話しかけられなかったのは、筆者がイケメンすぎて声がかけづらかったという可能性も否定はできない(肯定もできない)。【堀内彰宏】

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posted by とびまるさすけ at 19:44| Comment(21) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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